うずまきぐ~るぐる

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里山奇談 / インドクリスタル 篠田節子【ショートレビュー⑥】

里山奇談 coco / 日高トモキチ/玉川数著のレビューです。

里山奇談

里山奇談

 

 

 

自然の祟り的なものなどを想像していましたが、
思ったよりもマイルドなお話が多かった。
何かを聞いた、何かを見た。それが一体なんなのか?


いや、もしかしたら何かの勘違いだったのかな・・・と
真相は闇の中です。
だからこそ、怖くもあり、不思議とも言える。

 

人が寄り付かない場所にはそれなりの過去があったり、
何故、井戸を埋めることはご法度なのかなど頷けるもから、

自然界に住む虫たちのちょっと驚く行動など、

内容はバラエティに富む。

 

沢山あり過ぎて逆にどの話がというものがなかったが、
来る日も来る日も里山を訪れ、不思議な体験をして来たような

気分を味わえた一冊でした。

 

 


◆インドクリスタル 篠田節子のレビューです。

 

インドクリスタル

インドクリスタル

 

 

 

500ページを超え2段組み。読む前からどうするか迷ったが
話題作でもあったわけだしとチャレンジ。

 

どこのレビューを見ても高評価の本書。

 確かに大作であったが、個人的にはこの世界になかなか入り込めない

なにかがずっとあって、面白いというより息苦しいし、

何といっても長い!長すぎると。

 

インド社会とビジネスを進めていくにあたって、
一体何を信じていいのか、そして、謎の少女の本性は?


もうめっちゃ話を短くまとめるとこの2点なんだけれども、
如何せんいろんな人が絡んでくるし、インドの闇社会は深すぎるわで
あちこちへと迷走している状況。

出口が見つからず、途中で何度も投げ出したくなった。

 

この小説はじっくり読み込む必要があると思う。
意地になって最後まで読んだけど終わった時の感動が薄い。


自分自身が忙しく読む体勢が整っていなかったのが良くなかったかな。
今はただただ、気もちをリセットする柔らかな小説が読みたい(笑)

 

 

午後の音楽 :小池真理子

午後の音楽 :小池真理子著のレビューです。

午後の音楽 (集英社文庫)

午後の音楽 (集英社文庫)

 

 

 

◆メールが奏でる恋愛小説。

   カタルシス効果でどんどん深まって行く二人の恋の行方は…

 

 

小池さんの作品を読むときは、ちょっと気合いを入れないとな…
という自分なりのパターンみたいなものがあったのですが、
この本はすごくライトな感覚で最後まで読めてしまったので
「あれれ…もっとドロドロした感じはないの?」と、別の意味で
期待を裏切られた1冊でした。

 

それもこれも、この作品は、メールのやり取りのみの形で
話が進行するからでしょう。

 

まぁ、ありがち?と考える場面も多いのですが、気持ちがどんどん
お互い高揚していく様子は、なんだかんだ目が離せず、

やがてこの手紙のやり取りが「輪唱」のように、

気持ち良いリズムに変化して行きます。

デートした日の出来事なども、全てメールの内容で

読者は知ることになります。


「明日、会いましょう」というメールの次は

「楽しかったです」といった風に全てメールに

書いてあることで知るのです。

 

だから、メールはとてつもなく長いものもあり、

少し違和感もありました。
そして、他人のメールを盗み見てる妙な気分にも…。

 

メールのやり取りって、確実に相性がありますよね。
この二人のどちらかがメール無精だったり、話題にズレがあったり、
上手く行間の読めない相手であったら、決して関係が

成り立たなかった世界。


実際問題、ここまで長文メールをマメに書く男性っているのかな?
って思うんですがね。これも恋がなせるわざなのか?

 

自分の話に共感してもらい、感情をさらけ出せる相手が居る

ということは幸せなことで、そんな全てを受け入れてくれる相手が

現れたら、やはり離れがたくなりますよね。

 

この話もお互い誰にも話せなかった過去の封印してた部分を

晒すことによって、距離を縮めて行くのです。

 

さて、この二人の関係。実は主人公の女性は、

義理の弟とこのメールのやり取りをして恋に落ちるのです。


女性の方は離婚していますが、男性にはこの女性の妹という

妻が居るのです。きっかけは、ごくごく平凡なことからです。

 

さぁ、この二人は最終的に大人の選択ができたのでしょうか…。
想いをぶつけ合うメールでの絡み合い…肉体関係より

ある意味濃かったなぁ。

 

嗚呼、艶のある文章能力があれば……
自分の能天気なメール履歴を見て、こんな世界と程遠いことを

思い知ったのである。

 

 

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あきない世傳金と銀 2 早瀬篇:高田郁

あきない世傳金と銀 2 早瀬篇:高田郁著のレビューです。

あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)

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◆結婚話が出てくる2巻も目が離せません

 

 

このシリーズは図書館で後追いしています。

人気作家さんなだけにかなりの待ち。予約待ちが少なくなったころを

見計らって読み進めているので、前回の話がかなりおぼろげです。

ということで、自分の書評を読み返してから次巻へと。

 

Let's go over the previous!

「生鍋の底を磨いて過ごす」と言われていた女衆として

幸は生きるのか?いや、そんなことはないと思いながら

本を閉じたのだった。

 

さて、どんな展開になるのだろう?

2は呉服商で奉公している幸が、この店でいよいよ

中心的人物になるだろうという変化が次々と起こる。

 

まずは放蕩三昧の店主である徳兵衛の後添えになるという

話が持ち上がる。傾いた「五鈴屋」の御寮さんになるよう

勧めたのは番頭の治兵衛。

 

そして結婚に至るのだが、そこに行き着くまで、いわゆる業界内での

承認のようなものが必要で、そこでもひと悶着あったりとなかなかの

難解が待ち受ける。

 

なにせ幸はまだ14歳というのに、いきなり大人の世界に

放り込まれるのだ。

 

しかしながら経験や知識はないものの、幸の賢さや勘の良さなどは

大人も舌を巻く。

また、素直な心で次男の惣次から教えを受け、

日々成長していく幸の姿に心を掴まれた読者が沢山いたことだろう。

 

無責任な長男よりもむしろちょっと偏屈だけど次男の方が

お店のためにも、幸のためにもいいのでは?なんて思っていたら、

次男に結婚の話が。なかなかうまくいかないもんだなぁ・・・

 

なにはともあれ、一歩踏み出した幸の新しい生活。

・・・と思っていたら、なっ、なんと!

 

後半にきて、またもや大きく話が展開して終了。

こういう終わり方がなんともニクイ!

次に進みたいのだが、またまたちょっと日が開くのだなぁ・・・

嗚呼、何もかもが、もどかしいっ!

 

 

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