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*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール:山田詠美

 

 

 4 Unique Girls:山田詠美著のレビューです。

 

4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

  • 作者:山田 詠美
  • 発売日: 2014/10/08
  • メディア: 単行本
 

 

山田詠美がルール本?という戸惑い

 

山田詠美がこのような本を?
と、あまりの意外さに驚きながらも読まなければと思って
さっそく読んでみた。

エイミ―姐さん、型にはまることなんて絶対あり得ない方。
そんな彼女のユニークさに魅せられ今まで付いて来た私。

「やだわ、若い子にお説教しちゃうのかしら?」なんて
不安でいっぱいだったけど、ちょっと読んだらそんな不安も
ぶっ飛んだ! 
あーよかった。わたしの知っているエイミ―健在で!

「ルール」とかタイトルに入っちゃっているけど、
ルールめいたものなどあまりないのが実情なわけで、
気づけばいつもの山田詠美のエッセイを読んでいる感じと
なんら変わりはない。
年下の女性たちにエイミ―の体験や感じたことを
交えてお喋りしている感じかな。

言葉を扱う職業だからこそなのでしょう。
言葉から感じる考察が特に興味深い。

ポジティブ・シンキング、透明感のある女、
自分の男をパートナーと呼ぶ女、
嫁と呼ぶ男や自分磨きとか・・・・。

これらの言葉になんらかの違和感がある方は
共感できるというか、スカッとします!

 

 

 

エピソード+ちょこっとアドバイスって感じの雰囲気

 

エイミ―のレクチャーは、ちゃんと机といすを用意して
聴くのというのはナンセンス。
エイミ―先生、教室を間違えたか?と帰ってしまうだろう。

ソファーに寝そべって、ジントニックをおともに
あれこれ教えてもらう、そんな雰囲気なのです。
お行儀よくしたって無駄ってもん。

そんな型にはまらない自由さが健在で良かった。
スパイスのきいたトークも健在で良かった。
それを確かめるためにも早々に読んだ次第です。

「サイン会とかって、だるいわ、気恥ずかしいわ」なんて
きっと思っているのだろうと、勝手に想像していたけど、
意外にもファンと会う機会をこの上なく楽しみにしている
というエイミ―。ファンへの愛情もたっぷり伝わって来ます。

山田詠美ファンって女性とゲイが多いってのもユニークだ。