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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【感想・あらすじ・レビュー】雪の日のたんじょう日:ヘレン・ケイ

 

 

 雪の日のたんじょう日:ヘレン・ケイ,バーバラ・クーニー著のレビューです。

雪の日のたんじょう日

雪の日のたんじょう日

 

☞読書ポイント 

たんじょうび日に雪が降った!さぁ、何しようか?

 

感想・あらすじ

秋生まれの私には、「雪の誕生日」など絶対ないものだと思っているけど、もし、誕生日に雪が降ったら・・・って想像するとちょっとウキウキしてしまう。

 

「誕生日に雪」、そんな願望がある少年がこの本の主人公スティーブン。
彼の誕生日は12月のはじめ。
いつもとても寒くて、みんなの誕生会のように外で遊んだことがありません。

雪が降ったときをのぞいては・・・・。

 

誕生会は特別な日にしたいと願う彼。
なんと、前日から雪が降り始めました。

 

あっという間に降り積もり、雪かきをしたり、

雪だるまを作ったりしますが、
やがて、心配するほどの大雪に・・・・。

 

望んでいた雪は、道をふさぎ、

友達やおばあちゃんたちは家まで来ることができません。
かわいそうに・・・・彼の落胆ぶりが手に取るようにわかります。

 

さて、そんななか彼の家にやってきた突然のお客さんは、
車が立ち往生して動けなくってしまったという父娘。
二人は今晩、スティーブンの家に泊まることになりました。

 

さぁ、明日はどうなっているのか・・・

窓の外を気にしながらなかなか寝付けない彼の姿がいじらしい。

 

 

 

 

その日になにが起こったか?

 

翌日のお誕生会になにが起きたのか・・・・は、お楽しみに!
(本当は書きたいけど、あのわ~っとした感じは是非読んで体験してもらいたいなぁ)

 

なんて素敵なサプライズなんでしょう。
何度も何度も繰り返し見たくなるそのシーン。
心がぱぁーっと華やぎます。

 

お母さんが作ってくれたメイプルシロップをかけた雪のシャーベット。
4回折って、はさみであちこち切ってから開く「雪の結晶」。
小鳥がつけた新しい足あと。
雪で作る天使。
馬がやわらかい雪をふんでいくしずかな音。

雪のひんやりした空気や、静けさなどなど、
たくさんの雪のことを思い出す時間が本を開くとやって来ます。

 

あ~雪一面を「天使」で埋めつくしたいたいなぁ~。
天使作り、大人だって絶対やりたくなるはず!

※挿絵は、バーバラ・クーニーさん。こちらも素敵!