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日本の血脈:石井妙子

 日本の血脈:石井妙子著のレビューです。

日本の血脈 (文春文庫)

日本の血脈 (文春文庫)

 

 

自分の遺伝子はどこからやって来るのか?

 

外見、性格、体質、頭が良い悪い等々、、、
両親はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんくらいの代までは

身近だし、よく知っている存在だから「自分はお爺ちゃんの遺伝子が強い」なんてきっぱり言い切れたりするわけだけど、そのまた

先の祖先を考えるのはちょっと難しい。

本書に登場する人物は、今の日本で常に注目されている人たち。

小泉進次郎
香川照之
中島みゆき
堤康次郎
小沢一郎
谷垣禎一
オノ・ヨーコ
小澤征爾
秋篠宮紀子妃
美智子皇后

どの人物の生い立ちも一度くらいは耳にしたことはあると

思うのだが、本書の凄いところは、祖父母の代に留まらず、

グイグイその一族の「家系」を遡って考察してゆく。

ん~どの話もまさに「血脈」なのだ。
ここに取り上げられた人物の祖先は一体、どこで、どんなことを
していたのか?
一人ずつ丁寧にひも解いてゆくことによって、徐々に今活躍している
彼、彼女らの存在と繋がり、どこか腑に落ちる感覚が押し寄せる。

よく結婚は「家と家」なんて言葉が、いまだ言われているけど、
小泉家の話なんか読むと、それはもう一族の結束の強さに
驚かされるというか、よそ者(嫁)の入る隙間はまったく
ないのではないか?と、恐ろしさすら感じる。

そうして守り続けてきた「血の結束」。
純一郎が総理大臣にまで登りつめたのも、この結束の固さと、
執念の塊を感じます。

あとは中島みゆきさんについては、知っているようで実は
何も知らなかったなぁ。「時代」っていう名曲の裏側を初めて

知りました。

他にも家系図を見ていると、思わぬところに繋がっていたりと、
ちょっとした現代の歴史を学んでいるようでもありました。

石井妙子さんのノンフィクションを読むのは2冊目ですが、
きっちり調べられているなぁという印象が強い。
小説を読んでいるように読みやすいが、読後はズッシリ
手ごたえを感じます。

しかしすごいなぁ・・・血脈って。
自分はどの先祖の影響を強く受けているのか・・・。
会ってみたいような、怖いような・・・そんなことも

考えさせられました。