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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー】エスターハージー王子の冒険:イレーネディーシェ

 

 

 エスターハージー王子の冒険のレビューです。

 

ちっちゃーいウサギの貴族がドイツへ旅立つよ!

 

繁栄を誇るエスターハージー伯爵家はオーストリアでは有名なウサギの貴族。

え?!ウサギの貴族!!
この一族、実は一族繁栄の危機を迎えています。
なにせみんな体格が小さくなってきているのです。

 

小さい、本当に小さい!
なぜこんなになるまで気づかなかった?(笑)

 

もう挿絵のウサギたちに釘付けになった私。
なんでこうなったのかというと、一族のウサギたちの多くは繁栄をいいことに都会暮らしに慣れ、かなりぜいたくになったとのこと。

 

驚いたことに、野菜のかわりに、チョコやケーキやキャンディばかり食べたからだそうだ。へぇ~、太らないんだ。小さくなるんだ。・・・と、ちょっと突っ込みを入れたくなってしまうんですが、伯爵は考えに考え、男の孫たちを海外に出し、よその土地の
大きなお嫁さんをみつけさせようと計画を立てます。

 

 

 

挿絵の可愛さと言ったら、小動物好きになはたまらない!

ここからハージー王子の旅が始まります。
旅は厳しいものになるのですが、挿絵のハージー王子の可愛さといったらない。

 

汽車にちょこんとひとり座っている姿も、
豹柄のパンツをはいている姿もほんとうに可愛いのですわ。

 

王子の旅先はドイツのベルリン。
あの壁の付近、じつは、野生の小動物たちのパラダイスだったそうだ。
見晴らしのよい草地。小動物にとってはまさに理想的な土地だった。

壁を壊す人間たちを見て動物たちはどう思ったのでしょうか?
ハージー王子の目を通して、そのあたりが非常に鮮明に映し出されます。

 

さて、ハージーはお嫁さんを見つけることができたかな?
エスターハージー家の将来が明るいものでありますように!