スズメ: 三上修著のレビューです。
一日のはじまりは朝ちゅんから!?
ちゅんちゅんという鳴き声が聞こえてくる朝。
そんな声で目が覚める朝は、サザエさんちの朝のシーンみたいで
幸せな気分にさせられる。
なんてことを考えていたら、
なんと「朝ちゅん」って言葉があるらしい。
夜の××(チョメチョメ)したカップルの描写から翌日・・・
みたいなシーン。
窓の外からちゅんちゅうという声が聞こえたらそのカップルは
結ばれたということを暗示する。
そのことを「朝ちゅん」表現しているとのことだが、
スズメも大活躍ですね(笑)
りすは来ないがスズメ御一行様は毎日うちにもやって来る。
ちゅんちゅんの日もあればジッジッと鳴く日もある。
近くでじっくり見たいけど、警戒心が物凄いので、
なかなか思うように観察できず。
そんなジレンマの日々を払しょくする意味で、
スズメの本を読んでみた。
身近な生き物だけに興味深い考察
スズメの誕生から生態をイラストや写真を用いて
易しく解説されている本で、身近なスズメがより一層近くなった。
様々な角度から考察されており、文学の中のスズメたちや、
農害についてなど、時代を遡って解説されている内容のものもある。
なかでも、近年スズメの減少化が進んでいるように
思えてならなかったのだけど、その調査結果なども載っていた。
住宅難や餌の確保が難しいなど要因はどうもたくさんあるらしいけど、いずれにせよ、ここ20年で20~50%に減少したとのこと。
個人的には震災後に全然スズメが遊びに来なかったことを思い出す。
最近はまた戻って来てくれてホッとしているところだ。
さて、繁殖期真っ只中。
そう思うと、少しだけ多めに餌を蒔いてしまう私。
だって、やっぱりスズメのいない生活は淋しいもの。
毎朝、ちゅんちゅんして欲しいので、わたしもパラパラ餌をまく。
そんなやり取りは当面続く。
そうそう、スズメの巣ってどんなところにあるかご存じですか?
この本を読んで、俄然、探す気満々になっています!