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ノンフィクション作家だってお化けは怖い:工藤美代子

 ノンフィクション作家だってお化けは怖い:工藤美代子著のレビューです。

 

もしかしたらなんともないことなのかも知れないが…

 

以前、「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」で、
随分、夜中に怖い思いをさせられた工藤さんの体験記。
そのシリーズが久しぶりにやって来た。

構成は前回同様、工藤さんの日常生活のエッセイという感じで
話がはじまり、徐々に「なにか変」ということに気づかされ、
最終的には「なんか訳わからんけど、怖い」といった印象を残す。

「○○だったけれど、あれは一体なんだったのだろうか?」
といった話が多く、気にしなければもしかしたら
なんともないことなのかも知れない。
しかし、気にしちゃうと怖い方、怖い方へとどうしても

考えてしまう。

印象に残ったのは、
工藤さんが借りた仕事部屋の話、「眼を合わせてはいけない人たち」は、
親子の声や磨硝子の向こうに現れる黒い影が実は・・・というもの。

このシリーズで私が常々怖いと感じているのは、話の最後の

ページにある関連写真の掲載だ。

この話もその硝子窓がしっかり載っていて、
それがなんとも出そうな雰囲気で・・・。
(モノクロ写真だから余計に雰囲気出ちゃってる)

その部屋はなにかひんやりしたものがあり、
「ん~出てもおかしくない。」なんて、感じてしまうものが

あります。

今回はかなりの頻度でご主人が登場する。
ご主人はこの手の話をあまり信じていない。
お二人のの会話から、「そうそう思い過ごじゃないの?」と
感ずる話もなくはない。

 

時計はヤキモチヤキ!?

 

全体的に前作に比べるとかなりトーンダウンしたかな~。
それでも怖いことは怖いのだけれど、夜中に読んでも平気(笑)
まぁ、そうしょっちゅう怖いことが起こる方がむしろ

不自然ですしねぇ。

ところで、「時計は嫉妬する」ってご存知ですか?

新しいのを買うと、必ず古いのが止まる。
電池が切れる時期じゃなくたって止まる。
新しい時計ばかり可愛がっていると、古いのがヤキモチを

焼くんですって。

時計ってとっても嫉妬深いって話。ちょっと面白いです。