ふしぎ駄菓子屋 銭天堂4 :廣嶋玲子著のレビューです。
たたりめ堂のよどみが、いよいよ動き出した!
すっかり気を抜いていたら、すでに4が出ていてもうすぐ5も出るということを知り、急いで読みました(笑)
不思議な駄菓子と、店主の紅子さんのミステリアスなキャラに惹かれて、本を開くとあっという間に時間が過ぎてしまうシリーズ。通常、シリーズものはパターンが解ってくると中だるみしやすいのですが、前回、この銭天堂に新たな動きが見えていたので、とても楽しみにしていました。
さて、今回登場する駄菓子は、
・ヤマ缶詰とずるずるあげもち
・ウルフまんじゅう
・眠り貯金箱と眠れませんべい
・コブリンチョコエッグ
・虫歯あられ
・虹色水あめ
毎度タイトルからどんな話が待っているのか楽しくなってしまうわけですが、今回は「○○と○○」という話に注目です。
ミステリアスでちょっと不気味な少女・よどみの「たたりめ堂」がついにオープンしました。よどみは紅子のお客さんを勧誘し、悪意のある駄菓子を食べさせるのです。
お客さんたちの願いは、
テストに何が出るか知りたいとか、寝だめができるといいなーなど、誰しもが持つ、ちょっとした願いのチョイスが魅力的!
今回、よどみの登場でハラハラさせられるものの、紅子のドーンと構えている様子に、いつも以上の頼もしさを感じました。
このふたりの過去になにがあったのか?
今後の展開がますます楽しみになって来ました!