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*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー】キュンとしちゃだめですか? :益田ミリ

 

 

キュンとしちゃだめですか? :益田ミリ著のレビューです。

 

キュンとしちゃだめですか? (文春文庫)

キュンとしちゃだめですか? (文春文庫)

 

 

 

車の運転のとき、バックで振り返る仕草、これにいまだキュンしている私は昭和女…

 

【胸キュンの症状】

・胸がドキッとする
・ハッとして開いた口がふさがらない
・口元がにやけてしまう
・なぜか目が離せない
・顔がほころぶ。
            ─────本書より引用

ということで、ひたすらミリさんが「胸キュン」
した状況を綴った一冊です。
いや~、よくぞこんなにもキュンキュンしたもんだ
ねぇ…と感心してしまうほどあらゆるシーンで胸を
ときめかしているミリさん。

 

ある時は病院の待合室にいた「量子力学」の本を
読みふける小柄の初老の男性にキュン♪

またある時は、小学生なみのものすご~く
汚い字を書く男子にキュン♪

またある時は、「おいで」という言葉で呼ばれてキュン♪

 

すごく分かると思う「キュン」と、
「えぇーそれはどうかな?」と思うものが、
結構私の中でははっきり分かれたけど、
ものの見方を変えると「あぁ、そうかも?」なんて
思えてくるので、今後の自分の「胸キュン度」が
アップするのではないかと密かに思っています。

 

で、「車の運転のとき、バックで振り返る仕草」ですよ、
あの定番の!これはもう「古い」部門に入り、
とっくに封印されたものらしい。

 

………へ?は?…ああ、そうでしたか。
いまだこの姿に弱い私は相当古い女という
わけですね(苦笑)

 

ミリさんが言うには、「バックで振り返る仕草に
キュンしているはず」と思っている男子にキュンと
くるとのこと。

 

 

◆「キュン」する側も、される側も探り合い!?

 

 

もうここまで来ると上級者ですねん!
「キュン」する側も、させる側もすでに探り合い!

なんだかキュンひとつにも歴史があり、少しずつ
そのポイントが変化してゆくもんなのですね。

 

でもまぁ、そうかも。昔は、煙草を吸いながら、
煙たそうにしている表情で、何かに熱中している
男性に惹かれる女性もいたと思うけど、今じゃ
キュンどころか、煙草自体がNGって風潮ですものね。

 

本書は女子だけではなく、男子にとっても
よい参考書になりそうですよ。
普段、女性がどんなところに注目し、胸をキュンキュン
させているのか、よーく分かります。

 

けど、無意識なのか、意識的なのか?
その辺の嗅覚の鋭さを持っている女子の胸をキュンキュン
させるのはそうたやすくはないことを言っておこう(笑)

 

色々思いを巡らし辿りついたのは、やはり左きき男子の
「書いている」姿は自分の中で定番です。
あと、ネクタイ緩める姿とか…これも古いと言われ
そうだけど。

 

左手で文字を書いて、一息ついたころに、
ネクタイを緩める姿を見たらキュンキュンしすぎて倒れるかも!?
そしたら、車で病院へ連れて行って!
そして、病院のパーキングで例のバックを!
薄目あけてこっそり見るわ。
(アホすぎというか重症^^;)