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ぶたぶたの甘いもの:矢崎存美

 ぶたぶたの甘いもの:矢崎存美著のレビューです。

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)

 

 

◆ぶたぶたさんと甘い匂いに誘われて~♪

 

 

しばらく会っていないうちに、ぶたぶたさん、

変わってしまっているかも?なんて不安もあったけど、

あの愛くるしいぶたぶたさんの登場に懐かしさを感じ、

一気に華やいだ気分に包まれる。

 

シリーズを1冊1冊読むごとに、まるで付き合い始めの

恋人の新たな一面を発見するような楽しさがあり、

あっという間にぶたぶたさんの虜になってしまうという。

いつまでもぶたぶたさんの鮮度は高い!

 

タイトル通り今回のぶたぶたさんは和菓子屋さんとして

活躍します。「和菓子処・しみず」は町の小さな稲荷神社の

参道脇にあるお店。

 

絶品和菓子として定評があり、和菓子だけでなく、
焼きそばやおでんなども提供しています。
もちろんこれらはぶたぶたさんの手作りなんです。


ひづめな手で繊細な和菓子をどうやって作っているのか

気になるところですが。

 

さて、今回は神社の行事関係にも参入している

ぶたぶたさんの元へ様々なお客様がやって来ます。

 

町内会の夏祭りを手伝う青年、夫を亡くした女性、
大晦日の晩に浮かない顔をしている男性等々・・・・
ひとりひとりに焦点を当てることにより悩みが

クローズアップされる。

 

心が弱った人を察知するのか?ぶたぶたさんは彼らの前に

スルッと現れる。最初はこのぬいぐるみに不審感を

抱いていた人たちも、ぶたぶたさんと話しているうちに

気持ちが軽くなり、元気を取り戻す。
まさにぶたぶたマジック!

 

なにはともあれ心温まるストーリーであることは

お約束しますので、是非、本書にてぬくぬくしてみてください。

 

ということで、【ぶたぶたダイジェスト】を!ブヒブヒ~♪
心に残ったぶたぶたさんのひとコマをお届けします。

 

・うちわを片手にくくりつけられて、

(子供)神輿の上でぐわんぐわん揺れている。
・ぴょこぴょこと二礼してから、両手を

 ぱふぱふ二拍した。
・「大丈夫ですよ。免許は取って以来、

 無事故無違反ですから。」
・「あ、お父さん、ごめーん、振り回しちゃった」
・「本日お点前させていただく山崎ぶたぶたです」

 

 

ぶたぶたさん、一体なにしてるん!?って感じですよね。
とにかく動作のひとつひとつが、いちいち可愛いのです。
いや、立派な中年のおっさんなんですけどね。

 

 

◆現代人が身近に居て欲しい人物像

 

 

お茶目で多才で、そして何より人の気持ちに

すっと寄り添う優しさがあって。
人びとに愛される要素を兼ね備えているぶたぶたさん。
現代人が身近に居て欲しいと思う人物像そのもの

かもしれませんね。

 

私はこのシリーズ、年に1度くらいのペースでしか

読んでいませんが、毎回、ぶたぶたさんの懐の深さに

魅了されています。

 

今回の個人的な山場は娘さんの登場でした。
あまりにも自然なかたちで登場したため最初は気づかず、
2度読みした瞬間、

「わっわっわっ!!むーすーめーキターー」と(笑)

 

ご家族はやはり人間・・・!?

 

いや、もう細かいことは考えないことにします(笑)
らぶりぃーな、ぶたぶたさんが居るだけでみんな幸せですから!