うずまきぐ~るぐる

本の紹介や日々のことをぐるぐるかきます

わが性と生 :瀬戸内寂聴

わが性と生 :瀬戸内寂聴著のレビューです。

わが性と生 (新潮文庫)

わが性と生 (新潮文庫)

 

 

◆コロコロ笑える明るいスケベな本。瀬戸内さんの魅力満載です

 

 

いやー面白かったですよ。

「昭和のスケベ手引き本」って感じです。

出家前の瀬戸内さんと、出家後の瀬戸内さんが、

往復書簡という形式で話を進めて行きます。

 

2人の間で行う往復書簡の本はいくつか読みましたが、
同じ人物が、昔と今の自分とのやり取りをするなんて、
面白いアイデアですよね。

色々なスケベな話が出てきますが、決して下品じゃない。
どれもこれも、むしろ知識として持っていると

楽しいといった内容ばかりです。


また、年老いてからの性など、普段あまり触れられない

ようなことまで、カラリとした文体で書かれています。

何故か、この本を読みながら、伊豆の「秘宝館」を

思い出していましたがなんだろう?卑猥な展示物を

見ながら歩いた館内と同じような感覚が再び?

行ったことがある方には分かるかな…この気分。
卑猥なんだけど、どこか滑稽。思わず笑ってしまう

感じなのです。

そんなことはさておき、引き出しの多い人って、

こういう方のことですね。


そして、本当にチャーミングな方で、書きながらコロコロ

笑っているご本人の様子が伝わって来る感じがしました。


いつまでもお元気で、そして面白い話をたくさん私たちに

語り続けて欲しいと思える人生の先輩の一人です。