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炎上する君:西加奈子

 炎上する君:西加奈子著のレビューです。

炎上する君

炎上する君

 

 

 

◆これもまた西加奈子

 

 

「ん?これはまた…」
私が読んだ西加奈子さんの2冊の作品と、ちょっと様子が違うと
数ページ読んで早くも感じた。

本書は短編8つ。

どこまで読んでも、ほんわかしたムードの作品に辿りつかないので、
ちょっと戸惑うというか、私自身が何故か焦っていた。

 

ほんとんどの話がちょっとしたファンタジー調で不思議な雰囲気。
内容をガッと掴めるものではなく、なんとなくフワフワしているんだけど、
確実に心の中にくっきりスタンプを押されるような印象深い話ばかり。

そしてやはり西さんです。不思議さに拍車をかけるように小技が
ちょこちょこ顔を出して来ます。

 

「私のお尻」では、意外な姿で「太宰治」が登場するのですが、
まさかこんなところで登場してくるとは!と、ちょっとしたサプライズ的な
話で楽しかったです。

 

他にも「甘い果実」では、現役作家の山崎ナオコーラさんを

登場させている。

 

ナオコーラは、売れている。
ナオコーラは、皆に必要とされている。
私には、夜、長い電話をする人も、いない。

 

ナオコーラ連発!耳に残る!!

 

この作品を読んで西さんはこういう不思議な設定の作品も

書くのだなぁーと、初めて読んだ作家さんを発見した気分になり、

再び西さんの作品に対する新鮮さが生まれました。

 

個人的にはやはり生き生きとした人間味あるオモローな人々が

登場する長編作品の方が好きだけど、これはこれでまた独特な

世界観があり、印象に残る作品ばかりでであったことは確かです。

 

本書は好き嫌いハッキリ分れると思いますが、これもまた西加奈子

足が燃えてる男に恋する…こんな話、なんだかやっぱり放っておけない!

 

 

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