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うずまきぐ~るぐる

本の紹介や日々のことをぐるぐるかきます

草祭:恒川 光太郎

本の紹介(男性作家た行)

草祭:恒川 光太郎著のレビューです。

草祭 (新潮文庫)

草祭 (新潮文庫)

 

 

◆さぁ、怖いものシーズン開幕です!まずは「美奥」へ

 


恒川作品は面白いと思う反面、それと同じくらい書評を書くのが
難しい・・・という図式がほぼ出来上がっていて、書くべき材料は
揃っているにもかかわらず、料理が出来ない状態です。

 

読み終わって自分のなかで、今回の舞台「美奥」の風景は
鮮明に浮かび上がっているんだけど、あの町の不思議な
出来ごとをどう言えばよいのか・・・・。

 

「美奥」ってこの世界のひとつ奥にある場所なのです。

 

「この世界のひとつ奥」・・・この微妙な境界線、どこにあるか
判らない曖昧な場所で起こる不思議なできごとのあれこれを
書評にすること自体そもそも無理なんですわ(笑)

──と自分に言い訳をしたところで、ざっくり感想を。


「けものはら」へ4年ぶりに行ってみると、失踪した友人がいて、
そして彼を捨てた母親の死体が横たわっていた。

 

と、一話目から例により訳のわからない場所へ連れて行かれる
わけです。(ひえ。。例によりが「霊により」と変換された!)

 

こんなシーンも、サラッと描かれているけど、かなりゾワゾワ
させられるんですよね。しかし、結末は切ない気持ちになるという、
気持ちの上でも収拾がつけにくい状況がなんとも言えない。

 

「くさゆめがたり」は美奥の由来を案内するような物語。
叔父を薬草で殺してしまったことから展開する話の流れは
読む意欲がどんどん湧いてくるような内容です。


生まれ変わりとか因縁のとか、タイムスリップしながらあれこれ
感じることが多かったこの作品が5編の中で一番好きです。

 

ということで・・・
また独特な時間旅行から帰って来た気分です。

 

ほんと、鮮明な世界が目の前に広がっているのに、
ちゃんと言葉や文章にして伝えきれないもどかしさが・・・。


書かなきゃいいのに、まだの方に読んでほしいので、
とりあえず感想を述べてみました(笑)

 

さぁ、そろそろ怖いものが読みたくなるシーズン到来です。
オープニング的に読むのに良いのではないかな~。

 

 

uzumaki-guruguru.hatenablog.com