いるの いないの:京極夏彦著のレビューです。
分かっちゃいるけど、驚いた!
「なにかいると感じた時は、必ずいるんだよ」
昔、霊感の強い友達が言っていて、それから私はそうだと思うようになった。
そして…この本を知り、ちょっと確認してみようじゃないかと!
おばあさんの古い家に住むことになった少年。
天井が高く、昼でも薄暗い家。
なんとなく、ひんやりとした空気感が漂う。
そして、いたるところに猫の姿。
怖いと構えて読んでいたにも関わらず、2度もギクッときた!
電気も煌々と照らして読んだのに…
テレビも敢えて付けっぱなしで読んだのに…
しかも、そのギクッが来たページに目が貼り付いてしまい、
ページをめくることを忘れてしまう。
なんでだろうね~。怖いくせに、じっくり見てしまう。
本書、絵だけでも充分怖い。
庭に干されているゴム手袋さえも怖く感じる。
すでにこの家のことを知り尽くしているはずのおばあさん。
彼女がはっきり顔を見せないのも、なんだかとても気になった。
さて、今晩、布団に入ったあと、目が開けられるか?
た・ぶ・ん・む・り・・・・・・
※怖いのでとっとと、書評を書くことに(笑) 書かないといつまでも追ってきそうで…。