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うずまきぐ~るぐる

本の紹介や日々のことをぐるぐるかきます

お食辞解 :金田一秀穂

お食辞解 :金田一秀穂著のレビューです。

お食辞解 (文春文庫)

お食辞解 (文春文庫)

 

 

 

◆居酒屋で聞くウンチク風味な話がてんこ盛り

 

 

チャッチャと料理が運ばれてくるような居酒屋さんに居る感じで、
次々と「食」に関するちょっとしたウンチクが飛んでくるテンポ良い一冊。

金田一ファミリーの先生だけあって、装丁、内容のレイアウトに至るまで
しっかり辞書風に!

 

「あ行」から順に様々な食べ物周辺のことが、ショートエッセイのように
綴られているのですが、やはり言語学者だけあって、類語など細かい部分の
言葉の違いが鋭く考察されている。

 

また、先生が国内・海外を問わず様々な場所で食してきたものについての
ちょっとした知識を、エピソードとともに紹介。中にはしっかりした
答えと言うより、金田一さんの感想程度で話が終わっているという

大雑把なものもある。


深く踏み込まないといったスタイルであろうと思われるので、

これはこれで読み易い。

 

例えば…【ちそう】


中国では「なまこ」以上のものが出るかどうかでわかるらしい。
コースの締めも重要で、最後に焼きそばが出るか、チャーハンが出るかでによって高級感が違うらしい。さらに……(続く)

 

と、言った具合で、じゃ、日本の場合は?と先生の私見に繋がって行く。

 

ひとつの項目は1ページ前後なのですが、ポツポツと新発見が楽しめます。
たまに「ねずみ」など出てきて((°◇°;) ゲッとなるのですが…。

 

全体的に知識豊富なおじさんが、おつまみをつまみながらウンチクを
語ってくれているといった雰囲気です。

冒頭で言った通りチャッチャと読んで、いつかぼんやり思い出す

といった感じですが、食関係の話はどんなに聞いても退屈することは

ないなぁーと、食いしん坊の暇つぶしにもってこいの本です!