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おとこのるつぼ:群ようこ

おとこのるつぼ:群ようこ著のレビューです。

おとこのるつぼ

おとこのるつぼ

 

 

 

◆ハトが・・・ハトがぁぁ・・・

 

 

群さんは男性に対してなかなか手厳しい。

 

「まったく男って・・・」っていう怒りや呆れの雰囲気がいっぱいの
エッセイなのですが、身近によくある光景なので、どの話も「そうそう」と
感じるところも多い。

 

群さんはどうしてここまで手厳しく、冷めた目で見ているのだろう…。

 

自由業で入って来たお金はまず自分の好きなものを買って、
残金が生活費になっていたという群さんのお父様。
自分の欲しい服を買うために、子供たちの貯金まで
手をつけたそう。

 

どうやらこのお父さんが、その後の群さんの手厳しさに
繋がっているようだ。

 

そんな父親に不信感を抱いていた群さんの密かな逆襲とは・・・。

 

「町内で霊柩車をみるたびに、親指をぐいっと突き出して父親の殺害を
    企てていたけど、お父さんは死ぬどころかぴんぴんしていた。」

 

こういうドロッとした肉親への感情をぶちまけるあたり
相変わらず少々怖くもあるのだけど、群さんならではのダーク感に
クスリと笑ってしまう。

だって、親指ぐいっと突き出すってアナタ・・・(笑)

 

と、群さん自身の周りの男性やお友達のエピソードを紹介し考察している。

 

私の一押しは「ハト男」。
この話は強烈すぎて、そのあとのエッセイはすべて霞んでしまった。

 

というか、もうハトを見ると、想像しちゃうじゃないか!
スポーツに勤しむ青年とハトのコラボが絶妙すぎて
運動男子とハトは切っても切れない「セット」となって
頭の中に残ってしまった。群さんヒドイ!
(鋭い方は、すでにうっすら想像ができた?と思いますが。)

 

36ページあたりから、気をつけてください。
2-3度読んだけど、毎回懲りもせず笑っちゃいました。

 

いつもよれよれの服を着ている人、むやみにプライドが高い人、
挨拶みたいに口説く人、怒鳴る人、等々、どこかで見かけた光景が
きっとあるはずです。
かなーり、サクッと読める1冊です!

 

そうそう、『おんなのるつぼ』もあるそうです。
こちらはどうなんでしょう。同性目線でさらに

手厳しいものになっているのか?
気になるところです。

 

 

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