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うずまきぐ~るぐる

本の紹介や日々のことをぐるぐるかきます

くらべる東西:おかべたかし

くらべる東西:おかべたかし著のレビューです。

くらべる東西

くらべる東西

 

 

 

◆銭湯の湯船は奥?中央?━━━写真で分かる東西の違い

 

 

関東・関西の違いと言えば、主に食べ物や言葉、
人々の行動などが取り上げられている本や番組を
よく見かけるが、本書を読んでいると結構なものの
違いがあることが解る。

 

はっきり違いのあるものから、見過ごしてしまうものまで
こうして写真で比べてみるとその違いが明確になり
「ほぅー」と思わず唸ってしまう。

 

骨壺の大きさの違い、法事/法用に使う水引の色、
お雛様の男雛と女雛の並べ方の違いなどは大人になってから
関西出身の友人から教えてもらい、箸がしばらく止まったほど
話が白熱した覚えがある。

 

まぁ、これらは実際そういう場面を見たり経験しないと
なかなか気づけないから知らなくても仕方がないけれど
やっぱりこういう違いがある話は面白い。

 

本書で一番新鮮だったのは、表紙にもある銭湯だ。
関東では湯船は奥にあるのが普通だけれども、
関西では中央にあることが多いそう。
写真で見ると一目瞭然!なるほどなーと解説を読んで頷く。

 

関東は肉体労働者が多かったため、体についた泥や汗を
洗い流してから湯船につかるので湯船は奥に。
関西は商人が多く、体を温めてから体を洗うので湯船は中央。

 

・・・という説があるらしいが、中央に置くのは配管など
複雑になることもあり、最近ではこのタイプも減って来たそうだ。

 

本書はこのように違いを写真で比較できるようになっている。
そして解説、関連のあるお店や場所などの紹介も載っています。

 

どの話もあまり深くは追究していませんが、
写真があることによってとても説得力があります。

 

昨今では西東の区別も薄まりどちらのものも各地で使っていたり
食べていたりするわけだから、逆にこれって西のものだったんだ?
なんて現象もちらほら。線香花火なんかがその典型。

 

うちでは最近、関東のちらし寿司より、バラ寿司の方をよく食べているし、
汁気のない関東のぜんざいより、いわゆる「お汁粉」と言われる
汁気のある関西のぜんざいの方が個人的には好みだったりする。
流通力に感謝です。

 

そうそう、焼いた玉子のタマゴサンドを最近よく見かけるけど、
これも西からやって来たようです。
これからこちらもメジャーになってゆくのだろうな~。

 

座布団、消防署の紋章、玉子焼き器、だるま等々・・・・
どこが違うか本書でじっくり確かめてみてください。

 

まだまだ山ほど違いはありそう!
第二弾があれば、ぜひ読んでみたいと思う。

 

最後におでんのちくわぶは西にもっと普及させたい!
(毎度却下される無謀な野望)