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じつは、わたくしこういうものです:クラフトエヴィング商會、坂本真典

じつは、わたくしこういうものですのレビューです。

じつは、わたくしこういうものです (文春文庫)

じつは、わたくしこういうものです (文春文庫)

 

 

 

◆もしかしたら、本当にある仕事かもしれない!?

 

 

小説の中には一風変わった職業や、こんな店が実際あったらいいな~
なんて思うことが多い。本当には「ない」からこそ夢も持てるし
妄想も膨らむということなんですけどね。

 

本書はそんな夢の中や小説の中で出合うような、

不思議でわくわくするお仕事に就いている方たちに

インタビューし、その仕事内容が明かされてゆくというもの。

 

ちゃんとその仕事をしている人の写真がある。
その仕事で使われている道具などの写真もある。

 

だから、いつしか本当にこれらの職業は存在しているのだという
感覚で読んでしまう。罠だ、罠。

 

さぁ、どんな職業人に出合えるかちょっとだけ紹介しておこう。

 

どーしても迷ってしまって自分ではもうお手上げ!
そんな時は「選択士」にお願いしよう。

 

なかなか閃かない!考えれば考えるほどアイディアが浮かばない。
そんな煮詰まっている貴方には「ひらめきランプ交換人」にお願いしよう。
もしかしたら、電球が切れているかもしれませんからね。

 

そうそう、<チョッキ食堂>というお店も行ってみませんか。
ご夫婦でやっている食堂なんです。
来店したら、まずは「チョッキ」を選ぶんですってよ。
どうして?それは読んでからのおたのしみということで。

 

──どうですか?ちょっと気になるお仕事ではありませんか?

 

さて、最後にこれらの人々の

「じつは、わたくし本当はこういうものです」
とういう章がある。

 

ネタバレのように登場した人々の

「本当(現実)の仕事」が紹介されていて、
ここでようやく私も現実に戻って来た感じがしました。

 

というのもね、

最終話の「シチュー当番」の<冬眠図書館>の話が
あまりに魅力的で、ずっぽりハマってしまったから。

ええ、こんな図書館が実際にあったら、必ず利用者になりますとも。