絵本とであえる楽しい散歩 のレビューです。
いつまでもなくならないで欲しい、町の絵本屋さん
最近、久しぶりに覗いた絵本屋さんがなくなっていて、
しょんぼりしていたのですが、この本を読んだら、
まだまだ素敵な絵本屋さんはたくさんあるということが分かり
嬉しくなりました。
絵本のある空間って図書館にしろ、大型書店にしろ、
色彩が豊かで、パッーと気持ちが華やぐ感じが
病みつきになるというか、一度はまると気になって
また行ってしまうという不思議な場所なんでよね~。
かなり興奮したのは「ブックハウス神保町」。
この本にも登場していますが、とにかくお店自体が絵本の世界。
中央の赤いゆったりしたソファーには大きなクマちゃんが読書中。
思わず表情が緩んでしまう。
本書で紹介されている絵本屋さんはどこも空間自体に
こだわりを持ち、本のディスプレイも工夫されていて
見ているだけでも楽しい。
また「大人の女性におすすめの絵本」ということで、
お店の方々のお薦めの絵本がいっぱい掲載されていて、
私のリストも目覚ましい伸び率です(笑)
絵本に出会える場所ということで、
・絵本の原画にであえる
・絵本の古本屋
・鎌倉でであう絵本
・絵本とつながる東京の美術館・図書館・ギャラリー
・お茶を飲みながら絵本が楽しめるお店
関東と関西、東京から日帰りでいけそうな絵本に関する
場所ということで紹介されています。
私が今一番お気に入りのお店は何と言っても、
西荻窪の「にわとり文庫」。
小さい小さいお店なんですけど、楽しい本がギュ――っと
詰まっている宝箱のような本屋さん。こけしが居たり、
猫ちゃんがぼんやりしていたり、お店のマスコット?は
懐かしのカータンだったりと、妙に癒される要素がそろっている。
まさにお散歩ついでに立ち寄りたくなる雰囲気のお店なのです。
にわとり文庫さんのツイッターの呟きも脱力系のんびりムードで
ファンだったりします(笑)もちろん、このお店も載っていました!
親子孫、3代が訪れる街の絵本屋さんもありました。
小さくても良いから、そんな絵本屋さんがこの先も
たくさん残って欲しいと願って止みません。