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*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー】ぶたぶたのいる場所:矢崎存美

 

 

ぶたぶたのいる場所:矢崎存美著のレビューです。

 

ぶたぶたのいる場所 (光文社文庫)

ぶたぶたのいる場所 (光文社文庫)

  • 作者:矢崎 存美
  • 発売日: 2005/09/15
  • メディア: Kindle版
 

 

 

神出鬼没とはまさにぶたぶたさんのこと!>会った人はきっと幸せになれる!?

 

 

転職が激しいぶたぶたさん(笑)
どこの職場でもしっくりくるから恐ろしい。

 

で、今回はぶたぶたさんが海辺の瀟洒なリゾートホテルに
勤めていると聞きつけ、早速会いに行って参りました。
癒し系のぶたぶたさんと、リラックスモード全開のホテル。
身も心も休息出来そうです。

 

・・・なんて思っていましたが、やはりぶたぶたさんがいる界隈は
なんらか問題を抱えた人々がやって来るのでゆっくりはできません。

 

さて、ホテルでのぶたぶたさんの仕事内容はと言うと、

バトラーだそう。
しかも敏腕で社員教育などもしているという。
お客様の前には現れず、あくまでも裏方。

 

しかし、稀にぶたぶたの姿を目撃してしまうお客さんがいます。
見てしまったお客さんの驚いた様子は、まさにお化けを

見てしまった時のような反応で面白い。

 

そりゃそうですよね。
バレーボールくらいの大きさのぬいぐるみがホテルで働いているなんて!
ルームサービスを運んでくる様子なんて笑ってしまうほどのシュールな
怖さが漂っています。

 

今回はそんなわけで、ぶたぶたさんの出没するシーンが

ちょっとホラーっぽい。
座敷わらし的に、見たら幸せになれるという伝説があるとかないとか?

 

後半はぶたぶたさん、舞台「オセロー」に出演しています。
劇中劇という形で、いつもとちょっと違う雰囲気の凝った演出が。
「番外編」とのことです。

 

とにかくぶたぶたさんはスゴイよね。
なんでもこなして、しかも周りの人々を幸せにしちゃうんだから。

 

気持ちが温まったところでまたお別れ。
恋しくなったら、また会いに行こう♪