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デトロイト美術館の奇跡:原田マハ

デトロイト美術館の奇跡:原田マハ著のレビューです。

デトロイト美術館の奇跡

デトロイト美術館の奇跡

 

 

 

◆感動的ないい話ではありますが・・・

 

 

原田マハさんのアート小説を読むのは何冊目だろう。
読み終わる頃はいつもじんわり目頭が熱くなるという
経験を幾度となくしてきた。

 

今回も例外なく、同じように本を閉じる少し前に
じんわり来たのです。「あぁ、この感じ」と。

 

しかし本当に個人的なのことなのですが、
「この感じ」と毎回同じように思ってしまう自分に

少し嫌気が差したという。
なんとも我儘な読者だなぁーと、苦笑してしまいますが・・・。

 

2013年、財政危機に陥ったデトロイト市。
早速デトロイト美術館が売却のターゲットになってしまう。

 

そこに登場するのがデトロイト市民である男性とキュレーター。
二人の熱い思いが、やがて大きく実を結ぶまでの感動的な実話です。

 

いい話でした。

アートは友達、美術館は友達の家。
このスタンスもいつもと変わりない。

アートに対するそれぞれの立場から見る熱い想い、

一枚の絵画、友情、強い絆・・・と、基本的に

いつもと同じであります。
違うのはそれに付随する人々のエピソードかな。

 

そう、このパターンにちょっと「飽き」を感じさせられたのかも。
実話であるらしいので、パターンもなにもないのかもしれないけれど、
この流れに私は馴れすぎてしまったのかもしれません。

 

しかしながら、デトロイト美術館にこういった出来事があったことを
知れたのは個人的な感想とは別に良かったと思う。

 

ということで、マハさんの作品としばらく距離を置くべきか

悩むところだが、アート作品なら長編を読みたい。

「太陽の棘」のような、じっくり読みこめるものがいいなぁ。

 

本作に感動しながらも勝手な小言ばかり言ってごめんなさい。
ネガティブ感情が湧く書評は、極力アップしないようにしていたのですが、
でもでも~~~って複雑な気持ちで書評あげちゃいました。

 

なんだかんだ言いながら「リーチ先生」も

予約待ちだったりするのです(笑)
「女心と秋の空」ってことで・・・・。

 

 

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