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うずまきぐ~るぐる

本の紹介や日々のことをぐるぐるかきます

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑 :君野倫子

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑 :君野倫子著のレビューです。

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑

 

 

◆歌舞伎初心者向けの、楽しみながら学べる指南書

 

 

歌舞伎に関しては全くの素人で、演目云々を語れる知識も

正直ないのですが、あの雰囲気は好きです。


例えは変ですが、「お酒は飲めないけど、飲み屋の雰囲気は好きですぅ」

と言う感じにどこか似ています。

 

…と言う私が、このような「歌舞伎本」を手に出来たのも、

こんな可愛いタイトルだったからですかねぇ。


中身もすべてカラ―写真+解説なので、堅苦しくなくすんなり

読み始められました。

 

何度か鑑賞されている方も、着物や小物、道具をこんなにも

近くで見る機会はないと思うので今後の参考にもなると思います。

 

着物の鮮やかさには目を見張るばかり。
「娘の着物」ひとつとっても武家のお姫様・商家のお嬢様・田舎の娘など
違いがあって、その比較が思っていた以上に楽しかったです。

 

また、紫鉢巻の巻き方にも意味があったのですねぇ。

・左に結んでいるとなにかしらの病気。(病鉢巻)恋の病も含むそう。
・右に結んでいると、ハンサムの印。

 

故・市川團十郎さんの棺にも納められたということで、意味を知らず
気になっていたのですが、そういうことかぁ…と。
もちろん團十郎さんは、右結びでしょうねぇ。

これら、歌舞伎らしいわかりやすい決まりごとだそうです。
確かに分かり易い!

 

さぁ、恋する乙女は左、自称でもいい、ハンサムなら右に

紫鉢巻を結ぼうではないか!

 

次に、かぶりもの関係だと、「角かくし」。
これはイコール花嫁ではなく、実は塵よけっていうから
分からないものですよねぇ。

外出用の帽子のようなものって…気軽にかぶれないと思うのですが…。

 

その他、手ぬぐいのかぶり方を染五郎さんの指導のもと、

作者の君野さんが実践。そのお茶目っぷり写真にも注目です。

 

こんな感じでどこに注目して鑑賞すると面白いかということを、
初心者目線で教えてくれます。

 

どの演目で使われている衣裳なのかも分かり、後ろにおおまかなあらすじも
紹介されているので、自分に合いそうな演目が選べそうなのでこれは便利。

 

また、伝統を守り続けている、舞台を支える人たちの貴重な話や、
染五郎さんとの対談もあります。

 

とにかく、見どころが多い本で、見て楽しい、読んで楽しいです。

上級者向けではないので、歌舞伎の知識がある方には物足りない

かもしれませんが、それでも、これだけの衣裳や小物をじっくり

見られる機会はそうそうないと思うので、そういう意味では

どんな方にも愉しめると思います。

 

 

uzumaki-guruguru.hatenablog.com