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100年前の女性のたしなみ:マール社編集部

100年前の女性のたしなみのレビューです。

100年前の女性のたしなみ (100年前シリーズ)

100年前の女性のたしなみ (100年前シリーズ)

 

 

◆無理無理無理…と何度もつぶやいた100年前の女性のたしなみ

 

 

文明開化後の時代に、女学校の教員がまとめた女性のための百科事典を
現代語に直した本です。昔のマニュアル本ってところでしょうか。

 

「家庭」「結婚」(礼儀作法」「身だしなみ」「化粧」「教養」
番外編として「男女処世の禁条」という構成。

まさに原書に忠実にといった様子で、心得の数々が次々と出てきます。

 

まぁーとにかく慎ましやかというか、私には無理なことばかり(笑)
名前のつけ方ひとつとっても、男性とは同格ではないことがこの時代。
男に生まれなきゃ損じゃないのということを感じさせられます。

 

面白かったのは「化粧」

目じりが下がってるのをまっすぐに見せる方法
目が小さいのを人並みに見せる方法
丸い顔を長く見せる方法など、かなり具体的に図解されていて
結構、今のメイク術に通ずるものがあったりする。

 

以前、職場の先輩に海外に出るなら「楽器」「スポーツ」「ダンス」
どれもひとつずつ習得しておいた方が良いわよ…と言われたことがあった。

 

100年前の華族の娘の教養がこれに近く、
1、ダンス 2、唱歌 3、奏楽 4、談笑となっている。


これは西洋貴族文化を模倣したものとのことだが、

なるほど、国際交流の場で必要になるものは言語だけでは

ないことが伺える。


これら、現在の皇室の方々が外交されているシーンを見ると

さらに頷ける。

 

さて、一番本書で面白かったのは最終章だ。
こういう人と結婚してはダメだ的なものが、ズラリと並ぶ。
女性のみなさま、お怒りのご準備を!

 

小説にふける女は娶る勿れ この類で良妻がいたためしがないから

 

 

なにをーー!ですよね。 …いや、当たっていますかね?(笑)

もう理不尽な内容のオンパレードです。

女性だけでなく男性に対しても辛辣です。

 

頬骨の間が狭く、眼下にくぼめるところがある男を嫁する勿れ 
肺病で間もなく死ぬだろうから。

 

……って、あなた!なにもそこまで。

とにもかくにも、真面目にこんなことが書かれていること自体に驚愕した。
たった100年前なのに、こんなことが普通だったのが、

なにかとても不思議に思える。