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左利きの人々 :渡瀬けん

左利きの人々 渡瀬けん著のレビューです。

悲しくも笑える左利きの人々 (中経の文庫 わ 4-1)

悲しくも笑える左利きの人々 (中経の文庫 わ 4-1)

 

 

 

◆左利きの苦悩いろいろ

 

 

あまり周りに左利きの人が居ないせいか、さほど気にしたことは
なかったのですが、この本を読んで、左利きの人の日常って
本当に大変なんだなぁ―と考えさせられました。

 

なんでも全体の10パーセントと言われるらしい左利きの人。

私なんぞは、単純に左利きの人がノ―トを取る姿にちょっとした憧れと言うか、
格好いいなーと思ってしまうのですが、それは私が右利きで、
その苦労をちっとも知らなかったから、そんなのんきなことを
言っていられたのだと。

 

例えば、

「アーム型の小さなテーブル付きのイス」なるものが世の中には
ありますよね。

あればなんにも考えずに座っていましたが、左利きの人にとっては
とても憂鬱な椅子ということになりますよね。

 

そのイスに座り、左手で物を書くという動作を想像して体を動かしてみると
プチ肘のストレッチ?…みたいなやはり不自然な体勢です。

 

アメリカなどでは「レフトハンドバージョン」があるそうですが、
ある大学では25脚中3脚だったと言います。
恐らく日本では左利きバージョンのイスは使われてないんじゃないかなーと。

 

このイスに出会ったら、左利きの人はきっとウンザリするのではないだろうか。
そうでなくても、左利きは席に着くときはいつも無意識に左はじを選ぶそうです。

 

様々な不便なものが取り上げられている本なのですが、ひとつ興味深かったのは
「おばあちゃんに左利きが少ないのは、厳しい時代のせいだった」ということ。

 

左手でエンピツを持つと、ものさしでたたかれたり、家でも左手を
お茶碗にくくりつけて食べさせられたりしたそうだ。

左利きき=しつけがなってない→嫁に行く時の障害となる。

 

今は、別に左利きがしつけのせいなんてこともないし、そこまで無理に
利き手を変えることなどしないですよねぇ。

 


本書、左利きの人物名が掲載されています。こちらも、知る機会が
なかったのでとても面白いです。

 

海外の有名人では、アメリカの歴代大統領オバマ氏をはじめ

5名もいたなんて。ビル・ゲイツもなんですね。

 

日本人に関しても個性的揃いはたまたまか?
石原慎太郎をはじめ、ガクトや松本人志
そして、なんでここにデーブ・スぺクターが?左利き云々より
日本人の欄にちゃっかり登場。

 

ということで、軽く読める通勤電車本といった感じですが、
左利きさんの苦労がたくさん解った1冊でした。

…これらのこと、実際のところどうなのかを聞いてみたいけど、

本当、私の周りは右利きの人ばかりなんだなぁ。

 


本当、私の周りは右利きの人ばかりなんだなぁ。