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ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 :廣嶋玲子

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 :廣嶋玲子著のレビューです。

 

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

 

 

 

◆食べる前に必ず説明書きを読みましょう。じゃないと…!?

 

 


児童書の新刊コーナーで呼ばれた!
この装丁のおばあさんが私を呼んでいた!目が合った!
そして、予定になかったこの本を借りることに…決断まで30秒。

…という流れがあったわけですが、私のこの行動が、

この本のそのものというか、おばあさんの「吸い寄せパワー」

なんじゃないかと。あー恐ろし!

 

銭天堂は悩みのある人の前に、突如現れる駄菓子屋さん。
古びたお店の店主は紅子さんというおばあさん。

 

古銭の柄の入った濃い赤紫色の着物を着て、

どっしり太り、まるですもうとりのような迫力がある。

真っ白な髪を結いあげ、赤い口紅、たくさんのかんざし、
顔はしわひとつないという…もう、これだけで怪しさ一杯で楽しくなってしまう。

しかもね、売っているものが、これまた不思議全開!

 

猫目アメ・骨まで愛して骨形カルシウムラムネ・兵糧キャラメル・

闇のカクテルジュース・妖怪ガムガム・銀貨チョコ・招き猫もち・虹色水アメ・ぶるぶる幽霊ゼリー・あかん棒・べっこう亀アメ・遠足缶・ツバメの卵まんじゅう・コウモリせんべい

…等々。

 

 

どれも駄菓子だから安いのだけど、紅子さんにとって安い高いより、
硬貨の年代が大事みたい。


そして、そして、これらのお菓子には、実はすごい力があるのです。

 

例えば、

暑くて暑くてってときには「ホーンテッドアイス」。
泳げるようになりたいときには「人魚ゼリー」。
鯛焼きが食べたければ「釣り鯛焼き」。

 

どのお菓子も抜群の効果を発揮する。
でも、食べる前にちゃんと説明書を読まないと、とんでもないことが
起きてしまうのです。

 

特に美容師の話「カリスマボンボン」は面白いだけではなく、
小ズルイ美容師にしっかり罰がくだる。

 

どの話も買って、食べて、ハプニングという単純な展開なのですが、
クセになる面白さがありました。

 

さらに、紅子さんが登場すると、その独特な口調にいつしか

飲み込まれてしまう。

 

続編希望!
次はどんなお菓子が登場するの?と、「おかわり」したい気分で終了。

さて、こんな不思議なお菓子、一体どんなところで、誰が作っているのか?
最後の最後までちょっと楽しいよ。

 

他にどんな商品があったら楽しいだろうか?と、読後にニヤニヤ考える。
「痩せる胴ナッツ」とか、「モテ茶」、「若蛙アメ」とか…止まらない!

 

 

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