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ヒタメン三島由紀夫が女に逢う時… :岩下尚史

ヒ タメン三島由紀夫が女に逢う時… :岩下尚史 著のレビューです。

ヒタメン  三島由紀夫が女に逢う時…

ヒタメン  三島由紀夫が女に逢う時…

 

 

 

◆元恋人と女友達が証言する三島由紀夫のもう一つの顔。

                 その姿は案外普通の男性!?

 

 

三島由紀夫の書いた本は数冊読んだことはあるし、
どんな人物だったのかは大まかに知っているつもり…
というのは、この本を読む前の私。

 

これは、三島由紀夫の元恋人と、女友達であった人が証言する
三島由紀夫のもうひとつの姿を綴った本です。

 

デートのたびに、次のデートの場所が書かれた名刺を渡したり、
デート代に困り、実は密かに女友達にお金を借りに行っていた。

 

そして、一途で、やきもちやき、女性を知ったのもかなり

遅かったという「えーそうなの?」という事柄が次々と出てきます。
その後、この恋人と別れて、別の人と結婚した三島の生活とは…

 

三島さんに限らず、人生には一番良かったという時期が存在します。

自慢の恋人と毎日幸せに過ごし、そして仕事でも一番輝いていた
時期の3年間、男として彼にとって最高の時期の話でもあります。

 

それと同時に当時の銀座や、そこを訪れていた人々の様子が
華やかな色どりを加えます。

 

それにしても「男は人間として見ていられるのは45まで。
女は35までだよ」と公言していた三島さん。


なんかちょっと分かる気もするけど、でもでも寿命はどんどん
伸びてますからねぇ。もう少し、人生謳歌すれば良かったのに…・。

 

文体がはじめは少し読みづらいと感じましたが、慣れると
そうではなくなります。面白さの方が勝るからでしょうか。

最後に作者の岩下さん。新橋演舞場の企画室長だったらしいです。
最近、テレビでもよく見かけます。独特な雰囲気と話し方。
ついつい、吸い込まれるように見入ってしまうというこの方も
ちょっと謎めいています。

 

ヒタメン…何か新しい言葉なのかな?と思いましたが
「直面」と書くそうです。意味は敢えて書きませんが、
なるほどそういう意味か、と納得でした。