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あきない世傳 金と銀 源流篇:髙田郁

 あきない世傳 金と銀 源流篇:高田郁著のレビューです。

あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)

あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)

 

 

 

◆9歳で奉公に出された少女の未来をあれこれ想像して楽しむシリーズ第一巻

 

 

 

シリーズということで、今後読むかどうかを左右する大事な第一巻。

 

もう随分と前になるけれど「みをつくし料理帖」の最初の巻も、
きっとこんな感じのテンションで読み終えた気がする。

 

これからこの主人公はあらゆる問題に立ち向かい、
どんどんキャリアを上げて這い上がってゆくのだろうな。
この人とは恋仲になるんじゃないのかな?
等々、まだはじまったばかりの様相から今後の動きをあれこれ妄想する。

 

いずれにしろ、主人公である・幸(さち)の健気な姿や成長ぶりが
読者の心を打つものになるであろう。

 

内容は物がさっぱり売れない享保期、摂津の津門村で
学者の子として生まれた幸。


飢饉や家族との別離を経て、彼女は大阪天満にある
呉服商「五鈴屋」に奉公に出される。なんと9歳で。

 

幼いころから学ぶことが好きだった幸は、
女衆という立場でありながら、商いのことについて学びたい
という気持ちを抱き、やがて番頭にその才を認められる。

 

「生鍋の底を磨いて過ごす」と言われていた女衆という身分。
しかし、それでは終わらせないという幸の姿が早くも見え隠れし、
今後が楽しみとなる。

 

初巻ということで、幸のおいたちと新しい仕事環境を絡めつつ
登場人物の紹介といった流れです。

商道、一体どんな厳しさや面白さがあるのか・・・。
いよいよ、その幕が上がる。

 

 

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