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ちいさいモモちゃん (講談社文庫) :松谷みよ子

ちいさいモモちゃん (講談社文庫) :松谷みよ子著のレビューです。

ちいさいモモちゃん (講談社文庫)

ちいさいモモちゃん (講談社文庫)

 

 

 

◆大人になってから読むモモちゃんは・・・

 

 

モモちゃんシリーズを読んで大人になった方、多いですよね。
先日、本シリーズの角田光代さんの書評を読んで、
居ても立ってもいられなくなり再読してみました。

 

再読と言っても、初めて読んだ時からこんなにも年月が経ってしまうと
初めて読んだ本と変わらない新鮮さを感じてしまうわけですが・・・。

 

さて、なぜにここまで角田さんの書評で気持ちを

掻き立てられたのかというと、私が読んでいた「モモちゃん」と

だいぶ印象が違っていたからなのです。

 

子供時代に見たこの本の世界は、自分もモモちゃんと近い年だったので
同じ目線でこの世界をまるごと見ることが出来たのだと思うのです。

 

だから、野菜たちの話や、飼い猫のプ―が人間と同じ感覚で生活を
している姿がちっとも不思議ではなかった。
(自分もペットは姉妹感覚で接し、しょっちゅう話しかけていたし、
ペットも自分の話すことを分かっていると勝手に思っていた)

 

モモちゃんを取り巻く世界は、子供の時のままずっと私の中に

あったわけですが、今回、大人になってこの本を読んでみると、

なるほど。共稼ぎのお家だったのか。


ママは結構遅くまで働いている女性だったとか、

「あかちゃんのおうち」ってそういうことだったのか・・・。

と、まるで謎解きしたかのような新鮮な驚きの連続でした。

 

とはいえ、松谷さんの描く子供は永遠に変わらない部分が
いっぱいあることに気づかされる。

 

先日、ご近所のお嬢ちゃんが、晴れた日に傘を持って出かけたいと
それはそれは切なくなるほど泣いていたのです。

 

モモちゃんが晴れた日に傘と長靴をはいて、ママに注意されている
シーンと重なり「時代は変わっても、子供がしたいことって同じだなぁ」

と、なんだか嬉しくなってしまいました。

それに、モモちゃんも隣の子供も、泣くときの一生懸命さといったら。

 

この泣き方がある意味豪快で、悲しい気持ちがこんなにもダイレクトに
表現出来る子供ってやっぱりすごいパワーがあるもんだな、

なんて感じました。

 

今後、モモちゃん一家は、どんどんシビアな場面を迎えることになる。
その部分を大人になった私がどう感じるのか?是非読んでみたいと思い、
シリーズをあえて最初から読んでみたというわけです。

 

さて、次巻はちょっと心の準備をして臨みたいと思います。

 

※本書は「ちいさいモモちゃん」と「モモちゃんとプ―」を収録。
モモちゃんの妹アカネちゃんが生まれたところまでの話です。

 

 

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