うずまきぐ~るぐる

本の紹介や日々のことをぐるぐるかきます

お菓子の包み紙:甲斐みのり

お菓子の包み紙:甲斐みのり著のレビューです。

お菓子の包み紙

お菓子の包み紙

 

 

 

◆包装紙大好きっ子は注目!!

 

 

「ふふっ、やっぱり載ってる!」と小さく笑っては、
改めてそこのお店の包装紙のかわゆさを思い出す。

本書は包装紙に興味ない人にとっては、一体何が面白いの?って

感じだと思います。
と言うのも包装紙の図柄が永遠に続くわけですからねぇ。

 

しかし、可愛い包装紙は捨てられずついつい溜め込んでしまう・・・
なんて方には本書はキラキラと目が輝くこと間違いなし。

 

自分が触れたことのある紙に出合い、それがまた懐かしいもので

あったりすると思わず目を細めてしまう。

 

老舗と言われる古くからお客さんに愛されているお店の包装紙は
著名人の絵を採用しているところも多く、その紙が謂わばお店の
顔にもなっているケースも多い。

 

わたしのお気に入りは鈴木信太郎氏の民族っぽい衣装を纏った
女の子の描かれたシリーズ。

 

こけし屋をはじめマッターホーンや、いなり寿司で有名な

しのだ寿司まで、この女の子の絵を見ると訳もなく

楽しい気分になる。

 

もうひとつお気に入りは東郷青児
箱、缶、包装紙、リボン。どれを取っても本当に美しい。

 

小さい頃家族が好んで食べていたのは吉祥寺にある洋菓子の
「ボア」というケーキ屋さん。
喫茶室を兼ねたちょっとアンニュイな雰囲気のお店。

 

このお店のトレードマークが東郷さんの包み紙だった。
子供の目から見てもここの紙は大人でお洒落だな~と

思わされたものです。

 

ケーキの箱も今のケーキの箱と違って、もっとしっかりした作りで、
上にかぶせる蓋がある。確か緑だったと思う。
わたしはその空き箱にお人形さんの服を入れたりしていた。

 

お店も閉店してしまい、もう東郷さんの包装紙も

めっきり見ることがないと思っていたのですが、

意外にもまだまだ各地にたくさんありました!

 

また、あらたに知ったのは京王百貨店の青い鳥みたいな図柄。
こちらはアメリカのグラフィックデザイナーのソール・バスのもの。
幸せを運ぶ鳩をモチーフにしたらしい。

そうか、鳩だったのか!(笑)

 

あれこれ昔の思い出に浸っていたら、最後に

「包み紙の記憶」という甲斐さんご自身のエピソードが登場。

 

そこになんと「ボア」の包装紙が!!
そうそう、この深緑色!冷たい感じのする女性の顔のイラスト!
よくぞ残っていたなぁと感動ものでした。

 

今もお店で包んでもらえる包装紙や手提げなど、
カワイイものが沢山ありますが、私の紙もの原点はやはり、
千代紙とケーキの箱にかぶせるつるんとした手触りの
レトロな包装紙だと感じました。

 

あの真新しい紙に包まれた箱を持つ一時の幸福感。
包装紙よ、これまで楽しませてくれてありがとう!
そして、これからも!

 

・・・・また捨てられない包装紙が増えることでしょう♪

 

 

uzumaki-guruguru.hatenablog.com

uzumaki-guruguru.hatenablog.com

uzumaki-guruguru.hatenablog.com