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スメル男 :原田宗典

スメル男 :原田宗典著のレビューです。

スメル男 (講談社文庫)

スメル男 (講談社文庫)

 

 

 

◆設定が強烈すぎ!ズルッズルッと話の中に持っていかれました

 

 

変な本を探していた時期に、検索にひっかかったのがこの本。
最初は「スルメ男」と読み間違え、勝手に「干物女」みたいな感じ?と、
思いこんでいました。

 

内容もコミカルそうだし、初めての作家さんだし…

ということで読むことに。
勘違いしたままで…。

 

青井という一人の青年の体から、ある日突然異臭が漂い始める。
原因は不明。しかも青井は嗅覚障害のため、匂いの感覚がないから

無自覚であるのだが、周りの凄まじい反応からただごとではない

ことに気付きはじめる。

 

犬が騒ぎはじめたり、主治医が卒倒したり、仕舞いには東京全都を
嘔吐させるような異臭騒ぎに発展してしまうという非常にシュールで、
目が離せない内容なのです。前半の面白さは格別であった。

 

しかし、後半は原因究明のため、天才少年たちと一緒に

ちょっとしたアクション系?に走るのですが、個人的には

トーンダウン。
戦い系が好きな方はそのまま楽しめるかも。

 

なんだろう…深夜枠でやっているB級映画のようなノリ。
ちょっとだけってノリで見ていたら、結局、最後まで見ちゃったよ~
なんて感じの小説でした。

 

ところで、原田 宗典さんってまさかと思ったのですが、
あの「楽園のカンヴァス」の原田マハさんのお兄さんなんですね。


wikipediaによると
かなりの偏食で、自身のエッセイによると「小学校時代は肉・魚・野菜は
ほとんど食べず、ホームランアイスと丸美屋すきやきふりかけで生きていた」。
好物はクリープ、犬メシ(冷ご飯にインスタントラーメンをかけたもの)等。

とある。

 

昔のこととは言え、この食生活にこの作品ありといった感じで、
妙に納得できました。

それと、兄妹してこの文才…そんな驚きもこの小説から感じました。