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獣の奏者 3探求編 :上橋菜穂子

獣の奏者 3探求編 :上橋菜穂子著のレビューです。

 

獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)

獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)

 

 

 

◆一歩、一歩、次のステージへ歩き始める緊張感。どうなるのか?
    読者もいよいよ「完結編」へ向けて心の準備をする段階へ…

 

 

前回<王獣編>のおさらい

・エリンとリランの出会い
・立琴と音無し笛
・「王獣規範」の存在
・王の暗殺未遂事件と大公領民

 

ちょっと間が空いたなぁーと思いながら、ソロっと物語に入ると、
エリンはすでに30歳を超え、イアルと結婚してジェシという息子をもつ
立派な女性になっていた。

今回、このジェシがたびたび登場するのですが、
彼の言動がとてもキュートで、重い雰囲気の中の

オアシスのような存在でした。

 

あのエリンがお母さんかぁ…登場人物たちだって年を取る。
そんな当たり前のことも新鮮な気持ちで感動出来るのは、

シリーズ3冊目という長旅をともにしたという感慨が

あったからかも知れません。

 

今回のテーマ「探究」という名にふさわしい内容で、

エリンがひたすら真相を探っていくといったもので、

今までの躍動感ある内容と違いジワジワと何かが掴めそうな

静かなドキドキ感が続く。

 

それは、ある闘蛇村で“牙”の大量死が起こったことより、
その原因を探るように命じられたエリン。
過去の驚くべき出来事が徐々に解き明かされるとともに、
母への想い、自分もまた母になり、家族への愛が深まるエリン。

 

後半、エリンが家族たちと久々に再会するのだが、

そのあたりから話が大きく動き始める。

国家の思惑など、ちょっと複雑な話ではあるが、
一番気になるのは、エリン一家の今後である。

 

完結編へ向けて、この壮大な話がいよいよ山場を

迎える予感をさせる終わり方。
んーーー、ボケボケしていられないな、これは。

 

できれば、ハッピーエンドであって欲しい、

エリンに平穏な日々を過ごしてもらいたいと、

はやくもラストシーンを妄想しては悶々としております。


というか、このシリーズはいい意味でいつも悶々とされっぱなし。
終わるまでこの感情は引きずっていかなければならないみたいです。


(探究編のメモ)
・“牙”の大量死に関する真相
・ヨハルに見せてもらった「残った人々の記」
・夫と息子がエリンに再会するまで
・エリンの新たな決断

 

 

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