向田邦子ふたたび:文藝春秋編のレビューです。
◆知っている話も不思議と毎回新鮮な笑いや涙を運んでくる
向田さんの作品や名前を聞いたことはあっても
どんな人物かご存知の方は意外に少ないかもしれません。
とはいえ、熱烈な「向田ファン」も年代問わず
いまだに存在しています。
あの爆笑問題の太田光さんもその一人。
そして私も彼女の生活スタイルにものすごく
興味と憧れをずっと持っています。
飛行機事故で亡くなってからもう何年も経ちましたが、
年に数回向田さんに関する特集番組も見かけます。
女優の山口智子さんが向田さんの足跡を辿って
様々な場所を訪れるという素敵な番組もあったなぁ。
写真を含めた向田さんを偲ぶ本はたくさん出版されていて、
同じ写真を何度も見かけたり、どこかで聞いたエピソードだな~など、
正直飽きてもおかしくないはずですが、不思議と毎回新鮮な
可笑しさや涙が出るのは、やはり、彼女がとても魅力的な
人物だからなのでしょう。
アメリカのお土産に手袋の左手を2つだけ編集者に贈った
エピソードなどがそのひとつ。
この本はそんな向田さんがたくさん詰まった1冊。
彼女の本を読んだことがある方はもちろんこれをきっかけに
彼女の作品に触れてみるのもいいかも知れません。
uzumaki-guruguru.hatenablog.com