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堆塵館:エドワード・ケアリー

堆塵館:エドワード・ケアリー著のレビューです。

堆塵館 (アイアマンガー三部作1) (アイアマンガー三部作 1)

堆塵館 (アイアマンガー三部作1) (アイアマンガー三部作 1)

 

 

 

◆本書は読者をそう簡単に物語の世界に入れてはくれない

 

 

これを読んだら次作が読みたくてたまらなくなるという

多くの読者の声を聞くにつけ、ムクムクと読書意欲が高まった一冊。
しかし、3部もお付き合いできるかしら?とちょっとした

不安も入り交じりようやくたどり着いた「堆塵館」。

「堆塵館」なる世にも不思議な建物。
数分後にわたしはすでにもう引き返せなくなるのだろうという気持ちを抱く。

しかしながら、本書はそう簡単に物語の世界に読者を受け入れてはくれない。

来る日も来る日もたくさんのアイアマンガーの人々に出会い、
来る日も来る日もこの一族が誕生した時に与えられるという「誕生の品」が登場し、
それが一体どういった意味を持つのか困惑し、
来る日も来る日も、このゴミで溢れかえった地上七階、地下六階の
巨大な館中を巡り歩くことになる。

一向に見えてこない行く先に焦れったさを感じながらも、
物語が少しずつ動き出す感じ、この一族の正体が見え隠れしてくる

感じが何とも絶妙。
物語がムクっと立ち上がる感覚にワクワク感が止まりません。
そしていつしか本の中の人々から目が離せなくなっている自分が居るのだった。

物語の中心にいるのは「誕生の品」の声が聞こえると言う

クロッド・アイアマンガーと、ロンドンからやって来たルーシー。

後半は危険な場面に何度も出くわすが、ここから先、ロマンスも含め
彼らの行方が期待できる展開だ。

さて、次巻はどうしようか?
....と、迷う間もなく図書館の予約ボタンを押すのであった。
なるほど、やはり自分もこうしてハマっていくのか。

そうそう、登場人物も多いことだし、
出来れば「時間を空けずに次巻へ進む」ことをお勧めします。
(おやじギャグではないですw)