吉祥寺デイズ:山田詠美著のレビューです。
山田詠美とぬいぐるみの意外性に親近感!
昔から何気に行動範囲がよく似ている。
だからと言うのもあるけれど、登場する場所は容易に目に浮かぶ。
旧友からのお手紙という気持ちで読むエッセイなのです。
今回は「吉祥寺」という文字がタイトルにあることから、
いつも以上に楽しみに待っていました♪
エッセイを読むたびに「どこかでばったり会わないかな~」なんて
夢を膨らませているんだけど、実際町でお見かけしたことがないのが残念。
ロンロン(アトレ)の魚屋さんとか、三鷹台のOXとか、
わたしもたまに訪れる場所なのでいつかは!と思い続けています。
ずーっとこのシリーズを読んでいますが、若い頃のドタバタした感じが抜け
現在は穏やかな毎日を想像させられるエピソードの数々。
もちろん、美味しものや言葉に対する鋭い指摘、
ビシバシと考察し意見する感じは変わらないけれども、
ご主人や実家家族とのやり取りから、かつてのナイトライフと
違った楽しさがそこかしこから漂ってくる。
特にご実家トークは毎度のおとぼけ感が本当に和む~
そんな中、昔一緒に遊んでいたという友人の死の話は、
エイミーらしいカラっとした思い出話なんだけれども、
なにかとてもジンとくる切ないものがあった。
今回のマイベストは「忍ぶれど、MUCH LOVE」
やぁー意外でした。山田詠美がぬいぐるみ好きだとは!
(あまり大きな声では言ってはいけない気もするが...)
この話は決して他人事ではなく、100%共感しまくったわたし。
ずっと大切にしている子(ぬいぐるみ)がいる者にしかわかり得ない話なのです。
山田さんがこの話をちょっとした告白調に話し始めた気恥ずかしい感じも
ものすごく理解できちゃう。親近感溢れまくりです。
で、さらに「愛されすぎたぬいぐるみたち」を山田さんも読んでいた。
しかも「今年のベスト」だと言うじゃないですか!くぅー解ります!
泣きながら読んだというところまで一緒です。
・・・・と、このエッセイ、3回も読み直しては頷きっぱなしでした。
他、昨年の時事ネタ満載です。
もうすでに昔の話に感じるニュースを振り返り、
時の流れの速さを改めて感じる1冊でもありました。
あとがきは珍しくエイミーの自筆ですよ!
お見逃しなく!
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