最高のオバハン:林真理子著のレビューです。
感想・あらすじ もしかした貴女も中島ハルコにどこかで出会うかも?
中島ハルコ(52歳)という強烈な個性を放つ一人の女性。
毒舌で厚かましくドケチな彼女。
しかし、不思議と彼女の周りには人が集まってくる。しかも、なんだかわからないうちに心の中に溜めていた悩みごとを彼女に打ち明け、いつの間にかなんとなく解決している。
不倫問題や結婚等々、世の中にありがちな悩み。ハルコがそんな悩みをバッサバッサと斬っていく。
口は悪いけれど、意外にもその言葉の中に真実も含まれていて、納得しちゃうことしばしば。学歴とか職業とかありとあらゆる角度から人を観察し見抜いていくハルコ。
ずっと読んでいくと、いかに林さんの交流関係が広いかが見えてくる。あちこちで聞きかじって来たものっぽいものが見え隠れしていて面白かった。シリーズになりそうと思ったら、すでにシリーズ化されていた(笑)