西洋骨董鑑定の教科書:ジュディス・ミラー著のレビューです。
見ているだけで目が肥えそうな気分に!
ここ数年こういった本を定期的に読んでは目の保養。
何冊読んでも美しいものが掲載されている本は飽きないし
また読みたくなる。すごい魔力があります。
TVでも鑑定番組が結構流行っているようでついつい見てしまうのですが、
ガラクタっぽいものが実はものすごいお宝だったなんて鑑定が下された
その瞬間のワクワク感がたまりません。
さて、本書はいわゆる西洋アンティークの品々がたくさん登場します。
家具、陶器、ガラス、金属製品、椅子、お人形、テディベア等々、
まぁ、自分の手に入れられるようなものは皆無に等しい高価な
モノたちではありますが、だからこそ見て楽しめる一冊でもあります。
カラー写真+解説で、歴史やどの部分に着目して品を見るか
等々が掲載されています。
家具などは脚先の形、背もたれ、装飾のモチーフなど、
パーツ別に写真がずらりと並んでいたりします。
個人的には陶磁器のマークがとても興味深く参考になりました。
図書館本だったのでじっくり読む時間がなく、ざっくり眺めた
といった感じでしたが、これは手元に置いて、たまにパラパラと
読みたい本だなぁーと。
いいお値段なのでそのうち古本屋さんで見つけて購入したいと思いました。