食中毒への道 :ドンタコスとゆかいな仲間たち著のレビューです。
いま一度、身の周りの食品をチェックしたくなる本
1500の食中毒に関するレポートが掲載されています。
カニ味噌12年もの、ヨーグルト7年以上もの、中には菊の御紋入り煙草50年ものや、赤味噌の実はもとは白味噌だったなど、賞味期限切れにもほどがあるという、呆れたものも続々と。知らないで食べてしまう人、敢えてチャレンジした人。止めときゃいいのに…。
ちょっと極端に放置したものが多いといった印象ですが、腐ったものを食べてしまった後、どうなったのか?そこも読み応えありです。
中でも一番の長編だった「蟹フレーク」これは、本当に凄かった。電車の中での出来ごとが語られているんですが、これを読むとお腹の調子が悪い時に無理したり、調子に乗ってはいけないという大きな教訓になるほど壮絶なレポートでありました。
(あ、想像出来ると思いますが、その想像のレベルを多分超える内容です)
個人的には、外食時のお店で出て来るちょっと判りにくいものなどに気をつけようかなと学習。(七味唐辛子とか胡椒など中身をしっかり見て使用)あと生牡蠣…はやはり怖い。
具体的に賞味期限から何日過ぎたら身体に悪など、医学的なことは期待してはいけません。ただひたすら人体実験的な1冊でした。「食事中、体調の悪い時は読まないで下さい」と、はじめに書いてありました。… うん、まぁ、確かに。