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癒し屋キリコの約束:森沢明夫

癒し屋キリコの約束:森沢明夫著のレビューです。

癒し屋キリコの約束

癒し屋キリコの約束

 

 

本が好き!の献本書評

 

昭和歌謡が流れる純喫茶、かかった曲、

       全部歌えちゃったりする(コッソリ告白…)

 

 

昭和歌謡が流れる純喫茶、忘れかけていたあんな曲、こんな曲が流れていそうで、
ちょっと行ってみたくなると思うのは、やはり昭和の人だからでしょうか。

コロン、コロン (カウベルの音)

あはは、そうそう、これも懐かしいですね。
さぁ、ドアを開けて中に入ってみましょう。

霧子さんは「昭和堂」のオーナー。40代の美しい女性ではあるのだが、
なんというか、ガサツというか自由というか、いつもロッキングチェアに座り、
ビールを飲んだり、漫画を読んだりしてのんびりしている。
(ちなみに営業中なんですけど)

だからいつも素面なのか、ヨッパなのかあやふやな感じ。
昼間なのに夜な感じを漂わせている。

「ん~大丈夫?本当に癒し屋なの?」

そんな彼女の店を実質支えているのが、アラサ―女性のカッキー。
個性的な常連さんが訪れる賑やかなお店なのだけど、店内を見回すとちょっと妙。
出入り口脇のレジ横には、デ―ンと神棚が祀られており、その神棚の前には
ミカン箱をふたつ合わせたくらいの大きさの賽銭箱がこれ見よがしに
置かれている。

このお賽銭箱は一体!?(そうそう霧子さんはオカネダイスキ)

この喫茶店にはもうひとつ裏稼業があるのだ。
町の人々の悩みを解決する「癒し屋」ということで、依頼人が頻繁に訪れる。
霧子が様々な悩みに答えてゆくわけだが、カッキーを含め常連さんたちも
その解決に力を合わせる。

これがなんともドタバタ劇で、ふざけているんだか、
真剣なんだかって感じなのだけど、気づいたら問題が解決しちゃっているという。
このあたりはコミックを読んでいる感覚です。

ポッポ~♪(鳩時計の音)

いろいろな問題に取り組んでいくわけですが、後半は
かなりシビアな出来事の連続です。
カッキーの痛ましい過去や、店に霧子への殺人予告が届き、深刻な状況に。
なぜ霧子はこんなことに巻き込まれているのか?

ハラハラさせられる場面、一体誰が・・・と、ちょっとミステリーな感じが
入り混じりながらも、徐々に霧子の過去が判りはじめ、タイトルの意味を
深く理解する。
ラストのシーンも良かったなぁ~。ドラマの最終回を観ている感じだった。

最初はおちゃらけた雰囲気全開でどうなることやらと思ったけど、
大きな絆を感じさせられる展開に、最終的には胸が熱くなっちゃいました。

さてさて、昭和堂、どんな昭和歌謡が流れていたかって・・・

久保田早紀 佐野元治 H2O 村下孝蔵  オフコース等々・・・

このあたりの選曲は森沢さんの好みでしょうか?
これらの歌の歌詞が話の合間に出てくるのですが、もちろん歌えました!
全曲クリアしちゃったのも、昭和の女ならではです(苦笑)

さぁ、昭和歌謡も聴けたし、カッキーの淹れた美味しい珈琲も飲めたことだし
お暇しますかね。

コロン、コロン~♪

「お賽銭してってねー」(霧子さんの声)