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古本道場 :角田光代、岡崎武志

古本道場 :角田光代岡崎武志著のレビューです。

([か]1-1)古本道場 (ポプラ文庫)

([か]1-1)古本道場 (ポプラ文庫)

 

 

 

◆思わず「ぎゃっ」と声が出てしまう本との出会いは古本屋ならでは。
 本との出会いを堪能しよう。

 

たまに強烈に行きたくなる古本屋。
何かの本が欲しくて行くのではないので、気楽に立ち寄るわけだが
良い本の出会い率が非常に高い。

 

古本と角田光代…もうこれだけで、十分私の興味を引き寄せる1冊。
好きな作家さんがどんな本に興味があるのか?
しかも、いわゆる今の本ではなく古い本ですから、
角田さんの読書の源が探れそうな気がするという密かな期待も。

 

装丁ですが、あえて単行の方を選ばせてもらいました。
というのも、この装丁の表は角田さんの本棚。


今回、1年かけて古本屋さんで集めた本たちがとてもいい表情で並んでいます。
裏は鎌倉の古本屋さんの本棚です。

 

内容は、古本の師匠が指令を出し、その古本屋エリアを角田さんが巡り、
そこでの体験や購入した本の紹介をしていくという、単なる紹介

というものと一味違って遊び心があります。

 

古本屋と言っても、エリアによって様々で、東京駅などでは

白髪銀縁のおじさんが「のらくろ」全巻をアメックスゴールドで

支払いしていたりするなんてエピソードからそのエリアの特長が窺えます。

 

あと、古本って結構色々なものが挟まったまま売られていたりする

ことなどのエピソード。私もたまにすごい遠方の書店の栞などが

挟まっていて、「わぉ!随分旅して来たねぇ」って感動することが

あります。新品の本と別の楽しさが古本にはあるんですよねぇ。

 

紹介されたエリアは神保町、代官山、渋谷、東京駅、銀座、早稲田、
青山、田園調布、西荻窪、鎌倉

 

戦前の銀座は夕暮れ時から、路上に夜店が並び、その中に古本屋も
店を出していたそうだ。ん~~~いいなぁ。復活してくれないかな…。

「えっ」ではなく「ぎゃっ」…角田さんがハッとさせられる

本に出会った時の思わずでてしまう声。
この「ぎゃっ」、私も何度もありました(笑)

 

「女子の古本屋」~岡崎 武志著が店側から見た古本であったのに対し、
こちらは買う側から見た古本。どちらも大変面白い内容であった。