いかさまお菓子の本:クリスティン・マッコ―ネル著のレビューです。
おいしい本のカテゴリーに入れることにいささか躊躇しちゃいました
正式書名は「いかさまお菓子の本: 淑女の悪趣味スイーツレシピ」ということでレシピ本です。
レシピ本って通常見ててお腹が空いてきたり、ちょっと作ってみようっかな~♪と、ワクワクするもんですが、今回は全くそんな気が起こらなかったいう希少本でした(笑)
大好きなスィーツもここまでグロテスクだったり巨大だったりするともうね、逃げたくなってしまうもんなんですね。でも、子供はきっと喜ぶだろうな~~。
著者のコンセプトは「食べられる甘い芸術品」とのことで、自分で自分のファンタジーを創造しまくっているのです。そう、これはもうちょっとした作品集のようなものです。
とにかく見た目強烈なケーキが多いけれども、普通のアメリカンなスィーツもちょこっと登場したりする。
レシピはいたって真面目に記載され、オールカラーで、写真もとても綺麗です。
蜘蛛とか蛇とかイカとか宇宙人っぽいのとか不気味な生き物が多いですが、ディスプレイが綺麗なので惹きこまれるものはあります。(※食欲はわきませんが)そして何といっても要所要所に登場するお色気美女(ご本人?)の射るような視線にやられながら不思議な世界に誘われていくのであります。装飾品が美しいのでこちらも注目です。
単行本かと思いきや大判サイズでした。
私はレシピは一切読まず、写真集感覚で眺めたと言った感じでした。
そうそう、インスタ映えって言葉がありますが、この本に載っているお菓子はインスタ映えする系のものですね。気力のあるインスタグラマーさんはチェレンジされてみては?(笑)