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じっと手を見る:窪美澄

じっと手を見る:窪美澄著のレビューです。

 

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◆いろんな意味で八方塞がりな息苦しさが・・・

それはその土地柄なのか?それとも人が生み出すものなのか?

 

 

海なし、富士山の見える地域と言えば自ずと浮かぶ地方を舞台に、男女4人が繋がったり離れたりするちょっと心細くなるような話だった。

 

介護施設、寂れた町、息抜きの場所と言えばショッピングモール。
ストレスを発散できるような場所も少なく、少しずつ追い込まれていくようなジリジリした気持ちが積もって行くという独特な雰囲気を持つ地方都市を舞台にした小説はいつ読んでも心が沈む。

 

男女の恋愛を中心に進む内容ではあるのだけれども、介護の仕事の厳しさ、特に施設だけでなく訪問介護の話からは、介護の難しさが多岐に渡ることを教えられる。

 

恋愛の方はなかなかもどかしい展開。
一緒にいても心が通わず孤独を感じ、自分の居場所ってどこにあるのだろう?と苦悩する人々。流れ流され、どこかにあるだろう自分の居場所を求め彷徨う男女の様子に何とも言えない閉塞感がつき纏う。

 

いつもながらのしんどい作品ではあるのですが、肩入れできる登場人物がいなかったせいか、意外にもサラリと読んでしまった。ヒリヒリする感じも、若干少なく感じたのはどうしたことか。

 

地方都市を描いた小説をここ数年何冊か読んでいるが、窪さんご自身が東京出身のせいか、他作品と比べるとその描き方が少し弱い気がする。やはり窪さんは都市部に住む人々を描いた作品の方が個人的には好みです。

 

誰かと一緒にいても常に淋しいと感じている人。
ここが自分の居場所でないと感じている人。
本当に寂しさを埋めてくれる人、場所って?

 

こんな感情や疑問を抱えている人には、なにかの手がかりになる一冊だと思います。

 

 

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