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京都、パリ ―この美しくもイケズな街 :井上章一、鹿島茂

京都、パリ ―この美しくもイケズな街 :井上章一鹿島茂著のレビューです。

京都、パリ ―この美しくもイケズな街

京都、パリ ―この美しくもイケズな街

 

 

 

◆話は脱線、脱線を繰り返し・・・・

 

京都のマニアックな本と言えば井上さん、パリは鹿島さんといったイメージは結構あったわけだが、このお二人がこんな形で本を出すとは思ってもみなかったので、これはと思い手にした次第です。

 

対談形式で京都、パリ各々の気質や食、美人や娼婦に至るまで話が飛び交う。奥深い情報があちこちから、まさに掘れば掘るほどザクザク情報が耳に入ってい来るといった具合でなかなか面白い。


それもこれもお二人とも実際その土地に住んでいたからこそ知り得るものであって、資料とにらめっこして出て来た話ではないことがリアルでよい。

 

けど一番の驚きは、京都生まれの井上氏が京都に対して斜め目線であったことでしょうか。郷土愛からたくさん京都の本を出しているのだとばかり思っていましたが、どうも違う感じがする。

 

彼が最後まで言っていたのは、「私は洛中の京都人から見下されてきました。」と。

 

傍から見ると京都に住んでいればみんな京都人ということしか感じられませんが、どうも京都のなかで上下の線引きみたいなものがあるようなんですね。これは東京でも結構あったりするけれど、さほど深刻さはないような気がします。しかし京都は井上さんの様子からも根深いものを感じずにはいられません。そして京都人はパリを敬い憧れているとも。ん~分かるようで分からないなぁ。

 

各テーマ、話が脱線、脱線を繰り返していくわけですが、それが却って面白い方向へと行くのが面白かった。しかし、最後の最後に来て井上氏は京都に対して不満をぶちまけて対談を終了させています。この閉じ方にちょっと唖然とするものがありましたが、鹿島さんはいたって平常心でご挨拶。この感じもちょっと面白かったです。

 

 

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